鼻出血

2018/05/20

なぜ起こるの?

鼻の中の血管が切れて出血するものですが、もともと鼻の中は細い血管でも血流が豊富なため、ポタポタと流れ出るほど出血することも珍しくありません。しょせん鼻血と、あなどれない程の出血のことも珍しくはなく、出血性ショックになることもあります。

血管の切れる場所としては、鼻の入り口からすぐ近くに血管の集まった場所(キーゼルバッハの部位と呼ばれる)があり、そこからの出血のことがほとんどです。

一旦、出血が止まってもしばらくは柔らかいかさぶたでなんとか止まっているだけなので、ちょっとしたことで何度も出血するようになったりします。

 

アレルギー性鼻炎(花粉症も含め)や副鼻腔炎(いわゆるちくのう症)など鼻の病気があると、鼻をかむことでかさぶたがまたすぐに剥がれやすくなったり、そもそも粘膜が傷んでいるため、より出血しやすくなります。

まれに、鼻の中のできもの(腫瘍や鼻たけなど)が原因で出ていることがあるので、疑わしい時は鼻の中を細いカメラで確認します。当院の内視鏡カメラは世界最細クラスの最新のカメラですので痛みはほとんどなく検査可能です。

文献を見てもチョコレートとの関連はまずないようです。こじつけ的な理論はいくつかありますが。でも食べ過ぎはなんにせよ良くないですね(笑)

 

治療はどうするの?

軽度の場合

①内服

原因となる鼻炎や副鼻腔炎の治療をします。

②鼻粘膜止血処置

出血がみられる部分に薬を塗って粘膜の補強をします。

徐々に粘膜の状態が落ち着くのを①②の治療でしばらく様子を見ていきます。

重度の場合

①電気焼却

出血している場所が特定されれば、電気で焼く処置をします。止血効果は一番高いです。麻酔をしてから処置をしますが、少し痛みを伴いますので、動かずに出来る人に限ります。幸いに子供で電気焼却が必要になることはほとんどありません。

②止血剤挿入

残念ながら、出血している場所が特定できない場合や奥からの出血で電気焼却が困難な場合は、止血作用のあるガーゼのようなものを鼻の中に敷き詰めるように入れて、何日かそのままにしてまた経過をみるようになります。


その後の注意は?

処置などで一時止まっていても、しばらくは出やすい状態が続きます。以下の点に1週間くらいは特に注意してください。

  • ・頭を深く下げる(心臓より低い位置に)
  •  ような動作は避ける
  • ・お風呂はのぼせるほどは避ける
  • ・激しい運動、飲酒は避ける
  • ・鼻を触ったり、かまないようにする

 

おうちで出来る正しい止血法は?

出血してしまった場合は、正しい止血を行います。

小鼻(一番膨らんでいる部分)を両方しっかりつまんで下を向き、10分ほど押さえる。離してみてまだ出ているようなら同じことをもう一度してみる。なるべくティッシュを詰めないで。抜くときにかさぶたごとまた取れてしまって再出血の原因になります。(※鼻の骨などの固いところを押さえてもダメ!首をトントン叩いたりもダメ!上を向くと、血がのどへ流れて飲み込むと気持ち悪くなるのでダメ!)

それでもダメならすぐに受診をしてください。

 

        

 


 

 

 

記事をご覧いただきありがとうございます!

“みんなが笑顔で生活することに貢献する”。を理念に、しまなみ海道の尾道市向島町で耳鼻咽喉科医として頑張っています。

 

その理念を達成するため、丁寧かつお待たせしない診療を目指します。

ここが違う!という部分の一端を紹介します。

 

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