溶連菌感染症

2018/05/25

どんな病気?

2才~10才くらいの子供がかかりやすく、溶連菌という細菌がのどに感染して、のどの痛みや熱が出ます。その他、舌や皮膚に異常がでたり、鼻水が出たりします。

唾液で感染するため、周りに感染が広がる可能性もあります。大人もかかります。

溶連菌感染症の合併症として急性糸球体腎炎という腎臓の病気を起こすことがあり、注意が必要です。

 

 

診断は?

診断には、流行状況や熱やのどの所見などから疑いがあれば、のどを少しこする迅速検査(10分ほどで診断の出る検査)で確認します。

 

流行状況はホームページ上でお知らせします。

 

治療法は?

検査で感染が確認できれば、ガイドラインに基づいて抗生剤を5~10日服用していただきます。

 

服用をしっかり行えば、通常は数日で熱は下がり、のどの痛みも和らいできます。

 

完全に除菌されていないと再発したり、腎臓の炎症が起こりやすくなりますので自己中断は禁物です。

 

学校の登校は、内服を始めて24時間以降で熱が下がって比較的元気であれば可能です。

 

 

その後の注意点は?

抗生剤は調子がよいからといって途中でやめないで下さい。

 

熱やのどの痛みが続いたり、おしっこが赤いなどの場合は早めに受診をしてください。

 

異常がみられない場合、おしっこの検査は必ずしも必要ではありませんが、心配な方は2~3週間後に尿検査をしますので来院下さい。