☑普通の口内炎であれば1~2週間もあれば治る
☑長引く場合は、舌癌やその他の全身の病気のサインかも!
☑一度診察を受けたから安心とは限らない!小さいうちは鑑別困難!
☑大き目の場合は触れてもわかる違いがあることも!
口内炎ってどんなもの?
口内炎は頬や舌、口唇の粘膜に炎症が起こりただれや潰瘍状になり痛みがでたりする病気です。
原因は様々で、
①ヘルペスやその他のウイルス感染によるもの
②小傷や義歯の物理的な刺激によるもの。
③全身病の部分的な症状としてのもの
④抗がん剤などの薬によるもの
⑤口内炎に見えて癌化してきているもの
などがあります。
治療は?
原因によって変わってきますが、多くの場合はステロイド軟膏を塗る事で早く治ります。
ですので口内炎ができて間もない時にはそういった薬で、まず様子を見ることが多いです。
検査は?
ただそういった治療で1~2週間経過しても改善しない場合や、初診時から経過期間が長すぎる、徐々に大きくなっている、など普通の口内炎ではない可能性が考えられる場合は検査が必要です。
検査としては異常部分を培養検査に出したり、組織検査に出したりします。
舌癌であっても、口内炎と見分けがつきにくい程度の小さいものであれば多くの場合、早期癌であり治る可能性のほうが高いです!
異常があれば自己判断せず、早めに受診をすれば治るものを、放っておいたことで手遅れになることのないようにしましょう!!
(2019年2月堀ちえみさんが舌癌ステージ4だと明かされました。口内炎様のものがあることには気づかれており歯科は受診も何度かはしておられたとのこと。少し長引いた時点でしっかりした耳鼻咽喉科を受診されていなかったのかは分かりませんが早期に発見できていないことが悔やまれます。)
一度受診をしていても同じ場所の口内炎が長引く場合(まずは2週間以上が目安)や多発する場合、しょっちゅう出来ている場合などは放置せず早めに耳鼻科を受診しましょう!