外耳炎

2018/05/22

外耳とは?

外耳というのは、耳の穴から鼓膜までの間のことで外耳道ともいわれます。耳垢が耳かきをして掃除をする部分でもありますが、この部分に炎症が起こる病気が外耳炎です。

 

外耳には”耳あか”がついてきますが、耳あかには抗菌作用など耳を守る働きがあります。

 

また、本来外耳の外側3分の1しかつかないため奥を掃除する必要もありません。

 

どんな病気?

多くは耳掃除をしすぎて外耳を傷つけてしまうことが原因になります。

 

たとえ綿棒でも強くこする、2週間に1回以上掃除をする、奥までするなどの心当たりがあれば可能性があります。

 

他にも花粉症も含めたアレルギー体質やイヤホンが原因になったり、プールが原因になったりすることもあります。

 

ひどいと細菌が感染症したり、かびが生えることもあります。

 

症状は?

全部の症状が必ずしも出るわけではありませんが、

  • ●耳の痛み、かゆみ
  • ●耳だれ
  • ●耳の聞こえが悪い、詰まったような感じ
  • ●なんとなく耳周辺もボワーっとする

などの症状があります。症状だけならと急性中耳炎とあまり変わらないこともあるので、要注意です。

 

治療は?

傷つけないよう耳の中を消毒し、患部に炎症を鎮めるお薬を塗ります。場合によってはかゆみを抑える点耳薬や内服薬を、感染も起こしていれば抗菌剤の点耳薬や内服をしてもらいます。

 

少なくとも治療中は耳の中を触らないことが重要です。

 

 

その後注意して頂くこと

完治するまでは耳の中は触らないようにしましょう。プールは許可があるまでやめたほうがいいでしょう。

 

繰り返しやすい病気ですので、触りすぎにはその後も注意してください。

 

慢性的になると、外耳がだんだん狭くなり手術が必要になることもあります。