●長引かせると本格的に喘息持ちになってしまうことあり、注意!
●見た目は大したことないからと軽く扱われることも多いから注意!
●深夜から早朝が特にひどいことが多いなら可能性高い!
●咳出る以外、体のしんどさはさほどないこと多いからと放っておくの危険!
どんな病気?
長引く咳が特徴で、熱もないのに咳が長引く場合には、可能性を疑うことが重要です。
若い人からお年寄りまで幅広く起こります。
頻度が多いにも関わらず、診断がつかず長引いてしまっておられる方もよく遭遇します。
あまり長引かせると喘息になってしまうことがありますので要注意です!
のどもほとんど赤くならず、聴診も正常で、レントゲンでも通常の採血でも異常が出ないことが多いため診断に苦慮されているケースも多いです。
そのため、すでに“他の病院で治療をしたけど治らないから”と受診される方も多く、まず疑うことから始まり、その他の長引く咳の原因がないかを確認していき、他に原因がないようなら疑いだけでも治療をまずやってみる、という事が必要になります。
この、疑いのまま治療を開始して効果をみるやり方は治療的診断法と呼ばれますが、治療が効果がある、ということがこの病気であったことの証明になるのです。
どんな症状?
上述のように、検査で何も異常がでないことが多いので的確な問診が特に重要になります。以下が重要なポイントです。
このような症状と診察所見から診断を進めます。検査としては胸部レントゲンやのどに何かできていないかなどを細いカメラで確認します。
どうやって治療するの?
ほとんどの場合は、内服治療で治りますが重症度や効き目に応じて吸入薬なども追加使用します。
アレルギー的な原因で起こるため各種のアレルギーを押さえる薬を併用します。
受診時は、超音波ネブライザーで吸入をします。
誘因となっていそうなことがあれば、しばらくはそれを避けるよう指導します。
診察後の注意点は?
治療中は調子が良くても、やめるとすぐにまたひどく咳こみだしたりしやすいので、自己判断では中止しないほうがいいです。
本格的に喘息になってしまうケースもあるため調子が少し良くても慎重に経過をみていきましょう。